いわき総合高校「魔法」の最高さについて

ロロ三浦直之さん 作・演出のいわき総合高等学校総合学科第13期生卒業公演「魔法」の千秋楽を観てきました。

物凄くエモーショナルな作品で超感動しました。

 

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まず公演前の校長先生による静かに熱のこもった挨拶で目頭が熱くなった。

「なんとなく演劇を履修した20人の女子校生です。女優を目指す子は多くありません。これが人生最後の演劇になる子もいます。」

あーそっか、プロ目指してる子たちじゃないのか、それはそれで凄いものが見れそうだなと期待した。

 

教室で20人の女の子が一斉にワイワイしてる休み時間のシーン、個性的な動きで目立つ子がいれば、静かそうな子もいるし、滑舌が悪く独特な間を持つ子もいるし、色んな子がいるのがわかる。

この「色んな子がいる」ってのは本当グッとくるポイントでして、20人の女の子が一斉に別の言葉を発するシーンではそのバラバラの個性がそれぞれ輝き、それがパッとひとつになった瞬間、もうそりゃあ味わった事のない感動でした。

 

で、ラストが最高でした。

文化祭で漫画喫茶?を出店する女の子たちが、色んな漫画作品に合いそうな曲を選ぶシーン。「アオハライドにはこれでしょ!」みたいな感じでYUIなどをiPhoneでかけてキャッキャと歌ったり踊ったりするんですが最高だったー。チャコールフィルターのチョイスには悶絶したっす。

これは『リンダリンダリンダ』で俺が1番好きなシーンだ!と興奮しました。映画の中で文化祭のバンド演奏する曲を決めるために、女の子たちが色んな曲を流してキャッキャと歌って踊るあれだ!たぶん。あれは楽しそうで本当に大好き。

 

その漫画喫茶の子たちが話してる時に体育館の裏では別の子がダンスの練習をしてます。

バラバラに見えるものがラストに

江本祐介の『ライトブルー』が爆音でかかって一気にひとつになってバーンと光り、もう青春が爆発します。「あー、1番の瞬間ってのは言葉とかじゃななかったわ」とまた気づかされるのです。(言葉を失った瞬間が1番幸せ©︎ヒッキー)

全力で踊って笑う女の子たちの輝きなんて無敵ですよ。眩しすぎ。しかもこれラストダンスですよ。このメンバーでやるのは最後だし実際に演劇自体ラストの子が多いんですよ。演技中、女の子たちは絶対泣かないようにしてたらしいんですが観客席で号泣してるお客さん(中には学校の友達も)を見て耐えきれず何人か泣いちゃうっていうのも含め、儚さがマジでやばい。しかも本当にいい踊り、いい表情!ジーン。

帰りの新幹線で振り付けの島田桃子さんと一緒になり背景の話を聞かせてもらい、おかわりジーンしました。

 

で、超最高な使われ方をした『ライトブルー』ですが「強めの魔法にかかったみたい」という言葉が出たり、内容とリンクしまくりの歌詞だったので三浦さんが書いたのかな?と一瞬思ったのですが、、書いたの俺だった!

恋と青春は魔法ですね。

 

素晴らしい作品に(ほんの少しですが)かかわらせてもらえて、マジ光栄でっす!

 

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